【バックナンバー】2024年6月26日発行 YASHIRO TIMES「牧野フライスの機械 剛性ってどうなの?その2」
各種工作機械・切削機械・工場設備の
専門商社『矢代工機 株式会社』
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2024年6月26日発行 YASHIRO TIMES
「牧野フライスの機械
剛性ってどうなの? その2」
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弊社は、株式会社牧野フライス製作所の
新潟県唯一の代理店です。
前回に引き続き、
「牧野の機械 剛性ってどうなの?その2」
をご紹介します。
前回は、牧野の機械の主軸の剛性について
説明しましたが、今回は機械の躯体となる
ベッド/コラムについてお話しします。
昔は、「重たい機械ほど剛性が高く良い機械だ」
と言われていましたが、
機械加工のコンセプトが
「重切削性重視」から「高速切削性重視」に移行すると、
「重い」ことがデメリットにもなってきました。
「重い」ということは、
①慣性が大きい⇒俊敏な動きに対応が不得意。
②ヒートマス(熱容量)が大きくなり、
気温変化に対する機械躯体の温度変化の
タイムラグが大きくなります。
一方、牧野の機械の躯体は、
高剛性を確保しつつ、
できるだけ軽量化をはかっています。
その要となるのは「最適なリブの配置」です。
かつ、そのリブの厚みを各位置でできるだけ
等厚になるよう設計されています。
なぜなら、
各位置でリブの厚みの変化があると、
各々のヒートマスが異なり、
温度環境変化に対しての熱変異量が
バラついてしまうからです。
牧野の機械は、
温度環境の変化に対して、
機械全体が素直に追従するので
精密加工においても安定した加工を
実現できるのです。
こうした機械の外から見えない部分に
手間をかけているのが牧野の機械です。
牧野の工場を見学すると、
内部構造をじっくりご覧いただけます。
ご希望があれば、
矢代工機がアテンドいたしますので、
ぜひ工場見学をお申し付けください。
最後までお読みいただきまして、
誠にありがとうございました。