【バックナンバー】2024年8月21日発行　YASHIRO TIMES「牧野フライスの放電加工機」

各種工作機械・切削機械・工場設備の専門商社『矢代工機 株式会社』

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２０２４年８月２１日発行　YASHIRO TIMES 「牧野フライスの放電加工機」

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弊社は、株式会社牧野フライス製作所の新潟県唯一の代理店です。

牧野フライス製作所について８回目の紹介です。

日本で最初に「NCフライス盤」を世に出した牧野フライス製作所ですが、放電加工機に関しては、後発となります。

しかし、先発の放電加工機メーカーが「電気屋さん」出身であるのに対し、

牧野フライスの放電加工機は「機械屋さん」出身であるところに大いなる優位性を持っています。

ここで「放電加工機」についての説明です。

放電加工機とは加工する材料に対して、水中または油中で電極からスパークを発生させ、その熱や爆発力で加工する機械です。

電極と加工物の間にはわずかな隙間が必要で、焼きの入ったヤスリがかからない材料に対し、柔らかな銅などの電極で加工することができます。

放電加工機には大きく分けて2種類

「形彫り放電加工機」と「ワイヤー放電加工機」があります。

今回は「形彫り放電加工機」について特徴をご説明します。

【機械的剛性の高さ】

電極と材料が直接的に力を受けない放電加工機ですが、高精度加工の実現には機械的剛性が不可欠です。

「機械屋さん」の牧野フライスが作る放電加工機はスペックでは語れない、機械的剛性の高さに圧倒的優位性を持っています。

長時間の加工においても抜群の安定性を誇ります。

【使いやすさ】

放電加工機は加工に入るまでの段取り（芯合わせ）が結構大変です。

近年、自動化の進歩も目覚ましいですが…

牧野フライスの放電加工機は、作業者の加工物に対する接近性が抜群で、一度牧野フライスの機械を使用したユーザー様は、他社の機械は使えないとおっしゃいます。

【熱変異対策】

切削加工機でも申し上げたように高精度加工は「熱変位」との戦いです。

剛性とヒートマスとのベストバランスを追求した設計は、長年培われた機械屋さんのノウハウによるところが大です。

【加工データの充実】

長年にわたり金型ユーザー様の現場に寄り添い、様々なご要望に対処してきたノウハウにより、加工データの充実に優位性を持ちます。

初めて放電加工機を操作する方でも、対話方式により、ベストに近い条件でプログラミング可能です。

【加工スピードと精度】

加工電源においても多くの特徴を持っています。

■Hyper-cut

　時間当たりの有効放電を増やし、加工スピードを高める機能です。

■スーパースパーク

　Hyper-cutとの併用で荒加工の時間を短縮します。

その他、まだまだ沢山の特徴がありますが、詳細については矢代工機の担当者までお問い合わせください！

最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。