【バックナンバー】2024年9月4日発行 YASHIRO TIMES「牧野フライスの放電加工機2」
各種工作機械・切削機械・工場設備の専門商社『矢代工機 株式会社』
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2024年9月4日発行 YASHIRO TIMES
「牧野フライスの放電加工機2」
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弊社は、株式会社牧野フライス製作所の新潟県唯一の代理店です。
牧野フライス製作所について9回目の紹介です。
前回は牧野の放電加工機のうち「形彫放電加工機」について特徴を書かせていただきました。
今回は牧野の「ワイヤー放電加工機」について説明させていただきます。
ワイヤー放電加工機とは、
真鍮などのワイヤー線に電流を流して、糸のこぎりのように加工物を溶融させながら切断する加工方法です。
形彫放電加工機同様、水中または油中でワイヤー電極線と被加工物のわずかな隙間にスパークを飛ばす加工なので、
導電性のある被加工物であればヤスリのかからない焼きの入った鋼材など、さまざまな金属の加工が可能です。
そのワイヤー線の径は非常に細く、
一般的な加工でφ0.2~0.3で、細い物はφ0.05もあります。
ですから、その加工は除去加工の中でも非常に精密なものになります。
また、XYZの3軸に加えてU,V軸制御により、角度加工や上下異形状の加工が可能です。
次に「牧野フライスのワイヤー放電加工機」の3つの特徴をご説明します。
1.機械屋さんが作る放電加工機
放電加工機のメーカーとしては後発の牧野フライスですが、ユーザー様の現場を知り尽くした牧野フライスの機械は、ワイヤー放電加工機においても「圧倒的に使いやすい」ことが特徴です。
既にリリースから25年あまり経過しても、いまだ根強い人気の「U-32/53j」で採用される
「テーブルへの3方向アプローチ」「加工条件の豊富さ」による使い勝手の良さは他社の追随を許しません。
2.段差加工に強い!
牧野独自の「H.E.A.T」と名打った、段差加工でのノズル離し条件での高速加工の実現。
かつ、厚板加工時の1stカット精度も抜群です。
3.厚板加工時のタイコ量の抑制
直接、接触しない加工のワイヤー放電加工ですが、微視的に見た場合、ワイヤー電極線の追従遅れによる
たわみの発生=「タイコ」を発生しますが、その抑制に「GSカット」機能が非常に有効です。
その他、まだまだ沢山の特徴がありますが、詳細については、矢代工機の担当者まで
お気軽にお問い合わせください!
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。