【バックナンバー】2025年1月29日発行 YASHIRO TIMES「JIMTOF2024ダイジェスト④」
各種工作機械・切削機械・工場設備の専門商社
『矢代工機 株式会社』
㈱牧野フライス製作所 新潟県内唯一正規代理店
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2025年1月29日発行 YASHIRO TIMES
「JIMTOF2024ダイジェスト④」
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機械工具業界の最大イベント【JIMTOF2024】が、昨年2024年11月5日~11月10日、東京ビッグサイトで開催されました。
早いもので年が明けたと思ったら、もう1月も終わりですね。
【JIMOTOF2024】のダイジェストを継続してご紹介させて頂きます。
4回目となりますが、今回は、【アディティブ・マニュファクチャリング(AM)】を取り上げます。
十数年前、アディティブマニュファクチャリングが世に出る前は
【塑性加工】=素材を曲げたり、つぶしたりするか
【除去加工】=削る(切削や研削)しかありませんでした。
従来の【塑性加工】【除去加工】ではなしえなかった加工を可能したのが、【アディティブ・マニュファクチャリング】です。
具体的には次のような特徴があります。
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1.自由形状
複雑で自由な形状の製作が可能
2.少量多品種生産
一品ものの製造に適し、開発のリードタイム短縮に貢献
3.高機能化
部品に新しい機能を付加した設計が可能
4.軽量化
中空、ラティス、ハニカム構造による軽量化が可能
5.一体化
複数部品の一体化による耐久性向上とサプライチェーン短縮
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初期の3Dプリンターの造形物は強度面に物足りなさがありましたが、最近はカーボンファイバー素材の造形も可能となり、用途によっては十分な強度を出すことができます。
また、最近は樹脂のみならず【金属のアディティブ・マニュファクチャリング】も様々な分野で使用されるようになりました。
金属3Dプリンターの代表的な造形方式には以下があります。
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1.パウダーベッド方式
金属粉末にレーザービームや電子ビームを照射して造形
高精度だが造形に時間がかかる
2.デポジション方式(指向性エネルギー堆積法)
金属粉末の噴射とレーザービーム照射を同時に行う
造形スピードが比較的速いが、精度は劣る
3.FDM方式
バインダーと金属を混ぜた粉末をノズルから押し出して積層
導入コストが低いが、造形精度が劣る
4.バインダージェット方式
金属粉末に液体バインダーを噴射して固める
造形スピードが速いが、寸法精度が劣る
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造形物の素材、大きさ、精度、必要強度などによって多くの種類があります。
大きなものとしては、早く、安くできる住宅として【3Dプリンター住宅】が能登の復興に役立っているニュースがありました。
多品種少量品だけではなくNIKEのスニーカーは、3Dプリンターで造形されたモデルもあります。
御紹介したいことはまだ沢山ありますが、詳細に関しては当社営業担当までお気軽にお問い合わせください!
最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。